ワールドカップ開幕で学ぶ begin / open / kick off
いよいよ、サッカーワールドカップ北中米2026が開幕しました。
日本代表、SAMURAI BLUE は、日本時間の早朝にオランダと対戦し、2対2の引き分け。勝ち点1を得て、大会をスタートしました。
そこで今回は、「始まる」「始まった」にあたる英語表現を見ていきます。
日本語では同じ「始まる」でも、英語では場面によって少しずつ使う単語が変わります。
start
まず、いちばん基本になるのが start です。
start は「始まる」「始める」という意味で、会話でも文章でもよく使われます。
例文
The World Cup started on June 11.
ワールドカップは6月11日に始まりました。
The match started at 5 a.m. Japan time.
その試合は日本時間の午前5時に始まりました。
Japan started the tournament with a 2-2 draw.
日本は2対2の引き分けで大会をスタートしました。
ポイント
start はとても日常的な言葉です。
迷ったら、まず start を使えば大きく外れることは少ないと思います。
begin
次に begin です。
begin も「始まる」「始める」という意味ですが、start より少し落ち着いた、文章向きの響きがあります。
例文
The World Cup began in North America.
ワールドカップが北中米で始まりました。
Japan began their World Cup campaign with a draw.
日本は引き分けでワールドカップの戦いを始めました。
The opening ceremony began before the first match.
開会式は最初の試合の前に始まりました。
ポイント
begin は、ニュース記事や説明文によく合います。
日常会話では start の方が自然なことも多いですが、少しきちんとした表現にしたいときは begin が使えます。
open
open は「開く」という意味でよく知られています。
しかし、大会やイベントについて使うと、「開幕する」「幕を開ける」という意味になります。
例文
The World Cup opened with a match between Mexico and South Africa.
ワールドカップはメキシコ対南アフリカの試合で開幕しました。
Japan opened their World Cup campaign against the Netherlands.
日本はオランダ戦でワールドカップの戦いを始めました。
The tournament opened with a colorful ceremony.
大会は華やかな式典で幕を開けました。
ポイント
open は、日本語の「開幕する」に近い表現です。
特に、ワールドカップやオリンピックのような大きな大会にはよく合います。
kick off
サッカーらしい表現として覚えておきたいのが kick off です。
もともとは、サッカーの試合が「キックオフする」という意味です。
そこから広がって、イベントや会議、プロジェクトなどが「始まる」という意味でも使われます。
例文
The match kicked off at 5 a.m. Japan time.
試合は日本時間の午前5時にキックオフしました。
The World Cup kicked off on June 11.
ワールドカップは6月11日に開幕しました。
Japan’s campaign kicked off with a 2-2 draw.
日本の戦いは2対2の引き分けで始まりました。
ポイント
サッカーの記事では、kick off はとても自然です。
「試合が始まった」と言いたいときには、The match started. でもいいですが、The match kicked off. と言うと、よりサッカーらしい表現になります。
get underway
少しニュースらしい表現に get underway があります。
これは「始まる」「進行し始める」「動き出す」という意味です。
例文
The World Cup is finally underway.
ワールドカップがついに始まりました。
Japan’s World Cup campaign got underway with a draw.
日本のワールドカップは引き分けで始まりました。
The tournament got underway in North America.
大会は北中米で始まりました。
ポイント
get underway は、大会やイベントが本格的に動き出した感じを表します。
「いよいよ始まった」という雰囲気を出したいときに便利です。
launch
launch も「始める」という意味で使われます。
ただし、少し注意が必要です。
launch は、大会そのものよりも、プロジェクト、キャンペーン、サービス、商品などを「開始する」「立ち上げる」ときによく使われます。
例文
FIFA launched a new campaign before the World Cup.
FIFAはワールドカップ前に新しいキャンペーンを開始しました。
The team launched their World Cup preparations last month.
チームは先月、ワールドカップへの準備を開始しました。
The event was launched with a special ceremony.
そのイベントは特別な式典で始まりました。
ポイント
launch は「勢いよく始める」「正式に開始する」という感じがあります。
「大会が開幕した」という意味で使えないわけではありませんが、open や kick off の方が自然な場面も多いです。
commence
かなりフォーマルな表現として commence があります。
意味は「始まる」「開始する」です。
例文
The ceremony commenced at noon.
式典は正午に始まりました。
The match commenced after the opening ceremony.
試合は開会式の後に始まりました。
The tournament will commence in June.
大会は6月に始まります。
ポイント
commence は日常会話ではあまり使いません。
案内文、式典、公式発表などで見かける硬い言葉です。
普通の記事では、無理に使わなくてもよいと思います。
まとめ
「始まる」「始まった」と言いたいとき、英語では場面によっていろいろな表現が使えます。
| 英語 | 日本語の感覚 | 使いやすい場面 |
|---|---|---|
| start | 始まる | 一般的・日常的 |
| begin | 始まる | 少し文章向き |
| open | 開幕する | 大会・式典・イベント |
| kick off | キックオフする、始まる | サッカー・イベント |
| get underway | いよいよ始まる、動き出す | ニュース・大会 |
| launch | 開始する、立ち上げる | 企画・キャンペーン |
| commence | 開始する | 公式・フォーマル |
いちばん使いやすいのは start。
少しきちんと書きたいなら begin。
大会の「開幕」なら open。
サッカーらしく言うなら kick off。
そして、「いよいよ始まった」という感じを出したいなら get underway。
同じ「始まる」でも、英単語が変わると、伝わる雰囲気も少しずつ変わります。
ワールドカップの記事を読むときにも、こうした表現に注目してみると面白いですね。