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英語の使い分け

result・effect・consequence の違い ―「結果」の英語表現を使い分けよう

「テストの結果」「新しい制度の効果」「自分の行動が招いた結果」。日本語では似た話に見えても、英語では result、effect、consequence を使い分けます。

ポイントは、結果が良いか悪いかだけではありません。何が生じたのか、何にどんな影響が出たのか、何の帰結として受け止めるのかによって、自然な単語が変わります。

この3語は意味が重なる部分もありますが、いつでも交換できる同義語ではありません。まずは、それぞれがどこに注目する語なのかを見てみましょう。

result・effect・consequence の違いをざっくり確認

単語 中心イメージ 注目すること よく使う場面
result 何かによって生じた結果・得られたもの 結局、何が起きたか・何が得られたか 試験、調査、試合、仕事の成果
effect 何かが別のものにもたらす変化・影響 何に、どのような変化が起きたか 施策の効果、環境への影響、働きかけへの反応
consequence 行動や出来事に続いて生じる帰結 その行動・出来事が何をもたらすか 判断の影響、想定外の事態、引き受けるべき結果

result は「出てきた結果」、effect は「及ぼした影響」、consequence は「そこから生じる帰結」と考えると、違いをつかみやすくなります。

ただし、これは使い分けの出発点です。result が必ず最終結果を表すわけでも、effect が必ず良い効果を表すわけでも、consequence が必ず悪い結果を表すわけでもありません。

result:何が起きたか、何が得られたかを表す

result の中心は、ある原因や活動によって生じた結果そのものです。「それでどうなった?」「どんな数字が出た?」という問いに答えるときに使いやすい語です。

試験の成績、調査で得られたデータ、試合の勝敗、仕事の成果など、幅広い場面で使えます。良い結果にも悪い結果にも使える、基本的には中立的な語です。

試験・調査などの「結果」

I’ll check my exam results online tomorrow.

訳:明日、オンラインで試験の結果を確認します。

確認するのは試験が自分に与えた影響ではなく、成績という「得られた結果」です。そのため results が自然です。exam results、test results、survey results は、まとめて覚えたい組み合わせです。

仕事や努力の「成果」

We’re starting to see results from the new training program.

訳:新しい研修プログラムの成果が出始めています。

see results は「成果が見えてくる」。このように成果を話題にする文脈では、形容詞がなくても、望ましい変化が出てきたことを表せます。ただし、result という単語自体が常に成功を意味するわけではありません。

また、result は「努力した結果」に限定されません。機械の故障や天候など、意図のない原因から生じた結果にも使います。

effect:何かが対象にもたらす影響・変化を表す

effect は、あるものが別のものに働きかけて生じる変化に注目する語です。「何が得られたか」よりも、「何にどんな影響があったか」を伝えたいときに向いています。

日本語の「効果」は良い変化を連想させやすいですが、英語の effect は、良い影響にも悪い影響にも使います。

have an effect on:〜に影響を与える

The new lighting has had a positive effect on the atmosphere in the office.

訳:新しい照明のおかげで、オフィスの雰囲気が良くなりました。

照明によって「オフィスの雰囲気」がどう変わったかを述べているため、effect が自然です。have an effect on+影響を受ける対象という形で覚えましょう。

The price increase had a negative effect on sales.

訳:値上げは売上に悪影響を及ぼしました。

negative effect は「悪影響」です。effect だけでは良し悪しは決まらず、positive、negative、harmful などの語や文脈で判断します。

the effect of A on B:A が B に及ぼす影響

We’re studying the effect of background music on concentration.

訳:BGMが集中力に与える影響を調べています。

of の後ろが影響の原因、on の後ろが影響を受ける対象です。調査やレポートで使いやすい形ですが、影響の対象が文脈で明らかなら、on 以下を省くこともできます。

consequence:行動や出来事から生じる帰結を表す

consequence は、ある行動や出来事の先に生じることを、その原因と結びつけて捉える語です。「そうすると、どういうことになるのか」「その判断が何を招くのか」という視点があります。

result よりやや硬めで、ニュースやビジネス、議論などでよく使われます。特に、望ましくない結果や、判断する際に考慮すべき影響と相性のよい語です。

判断がもたらす結果を考える

We need to consider the consequences of cutting the support budget.

訳:サポート部門の予算を削ると何が起こるのか、考える必要があります。

単に削減額を確認するのではなく、対応の遅れやサービスの質など、その決定がもたらす事態を考えています。このような「先に生じることまで考える」文脈で consequences が自然です。

悪い結果が多いが、良い結果にも使える

One positive consequence of working from home is having more time with my family.

訳:在宅勤務によって生まれた良い変化の一つは、家族と過ごす時間が増えたことです。

positive consequence も自然な表現です。「悪い結果しか表せない」のではなく、修飾語がない場合には悪い結果を連想させやすいと理解しましょう。

また、consequence は「罰」そのものを意味するわけではありません。人間の行動だけでなく、自然現象や社会の変化がもたらす結果にも使います。必ず長期的・間接的な結果になるわけでもありません。

同じ場面で比較:どこに注目すると単語が変わる?

「スタッフを減らしたら、待ち時間が長くなった」

次の3文は、同じ出来事を異なる視点で説明しています。

The result of reducing staff was longer waiting times.

訳:スタッフを減らした結果、待ち時間が長くなりました。

result は「何が起きたか」を示しています。人員削減によって生じた結果を、そのまま述べる言い方です。

Reducing staff had a negative effect on waiting times.

訳:スタッフを減らしたことで、待ち時間の面で悪影響が出ました。

effect は「待ち時間にどのような影響があったか」に注目しています。この場面では、negative effect は待ち時間が長くなったことを指します。

Longer waiting times were an unintended consequence of reducing staff.

訳:待ち時間が長くなったのは、人員削減が招いた意図しない結果でした。

consequence は、人員削減という判断がもたらした帰結として、待ち時間の増加を捉えています。「意図しない」という意味を加えているのは unintended であり、consequence 自体に「予想外」という意味が必ず含まれるわけではありません。

この違いは、結果の大きさや深刻さの順番ではありません。結果を報告する、影響を説明する、判断の帰結として考えるという、説明の視点の違いです。

the results of a survey と the effects of a survey

We discussed the results of the employee survey.

訳:従業員アンケートの結果について話し合いました。

results は、回答の集計やそこから分かったことです。「どんなデータが得られたか」を話題にしています。

We discussed the effects of the employee survey on team morale.

訳:従業員アンケートがチームの士気に与えた影響について話し合いました。

effects にすると、アンケートの実施などによって、意見を聞いてもらえたと感じたり、不満を改めて意識したりした影響を指します。「アンケートの回答内容」と「アンケートが人に与えた影響」は別のものです。

よく使うコロケーション・句動詞・定番表現

result:成果を表す表現と、原因・結果をつなぐ表現

表現 意味・使い方
get / achieve good results 良い結果を得る・収める
produce / deliver results 結果・成果を生み出す
see results 成果が見えてくる
test results / search results 検査・テストの結果/検索結果
as a result その結果
as a result of … 〜の結果として・〜が原因で
result in … 〜という結果をもたらす
result from … 〜から生じる・〜に起因する

The booking system went down. As a result, we had to take reservations by phone.

訳:予約システムが停止しました。その結果、電話で予約を受け付けなければなりませんでした。

as a result は、前に述べた出来事を受けて「その結果」と話をつなぎます。原因をすぐ後ろに置くなら、as a result of the system failure のように of を使います。

A server failure resulted in delays.

訳:サーバーの障害によって遅れが発生しました。

The delays resulted from a server failure.

訳:その遅れはサーバーの障害が原因で発生しました。

原因 result in 結果/結果 result from 原因という関係です。同じ因果関係でも、主語が原因か結果かによって前置詞が変わります。この result は動詞です。

effect:影響の程度と、効力が生じるタイミング

表現 意味・使い方
have an effect on … 〜に影響を与える
have little / no effect on … 〜にほとんど影響がない/影響がない
a positive / negative effect 良い影響/悪い影響
long-term effects 長期的な影響
a side effect 副作用・主な作用に伴う二次的な影響
take effect 効き始める・発効する
come into effect 規則や制度などが施行・適用され始める
be in effect 規則などが有効である

The reminder had no effect on his behavior.

訳:念を押しても、彼の行動は変わりませんでした。

have no effect は、働きかけても影響や変化が生じなかったことを表します。「効果がない」と言いたいときに使いやすい形です。

The new policy takes effect on Monday.

訳:新しい方針は月曜日から適用されます。

take effect は「実際に効力を持ち始める」というまとまりです。規則や方針なら「発効する・適用され始める」、薬などなら「効き始める」と訳します。単なる「結果が出る」とは区別しましょう。

come into effect は効力が生じる時点、be in effect は効力がある状態です。また、in effect には「事実上・実質的には」という別の使い方もあります。

In effect, we’re paying more for the same service.

訳:実質的には、同じサービスに以前より多く支払っていることになります。

この in effect は、名目や説明ではなく、実際の状況に目を向けた「実質的には」です。「効果の中で」のように一語ずつ訳さず、まとまりとして覚えましょう。

consequence:帰結を考える・引き受ける

表現 意味・使い方
consider the consequences どのような結果になるか考える
face / accept the consequences 結果に向き合う/結果を受け入れる
suffer the consequences 悪い結果に苦しむ・つけを払う
unintended consequences 意図しない結果
serious / far-reaching consequences 重大な/広範囲に及ぶ結果・影響
consequences of A for B A が B にもたらす結果・影響
as a consequence (of …) (〜の)結果として

If we ignore these complaints, we’ll have to face the consequences.

訳:こうした苦情を無視すれば、その結果に向き合うことになります。

face は、ここでは「直面する・向き合う」。face the consequences は、自分たちの判断が招いた不都合な結果から逃げずに対処する、という響きがあります。consequences に悪い結果を連想しやすい典型的な場面です。

We underestimated demand. Consequently, we ran out of stock in two days.

訳:需要を少なく見積もっていました。その結果、2日で在庫がなくなりました。

関連する副詞 consequently は「その結果・したがって」。as a result よりやや硬く、報告書などでも使いやすい表現です。単に「その後」という時間の順序ではなく、前の出来事との因果関係を示します。

日本人学習者が間違えやすいポイント

1. effect と affect を混同しない

「影響」を表すときは、まず名詞の effect と、動詞の affectを区別しましょう。

The noise affected my concentration.

訳:騒音が集中力に影響しました。

The noise had an effect on my concentration.

訳:騒音が集中力に影響を与えました。

affect+対象/have an effect on+対象という形の違いです。affect は目的語を直接取るので、この意味では affect on my concentration とはしません。

なお、effect にも「実現する・もたらす」という硬い動詞用法があり、effect change は「変化を実現する」です。ただし、日常的な「〜に影響する」には affect を使うのが基本です。

2. result in と result from の向きを逆にしない

「〜が原因で生じる」を英語にするときは、主語を確認しましょう。原因を主語にするなら result in、結果を主語にするなら result from です。

また、これらの result は自動詞なので、「生じた」を表すために was resulted from のような受け身にはしません。resulted from と、was caused by を混同しないようにしましょう。

3. as a result と as a result of を使い分ける

as a result の後ろは文、as a result of の後ろは名詞や動名詞という基本形を押さえましょう。

Several trains were canceled as a result of the storm.

訳:嵐のため、複数の列車が運休しました。

of の後ろには、原因を表す名詞 the storm が来ています。as a result of it was stormy のように、of の直後に通常の「主語+動詞」の文を置くことはできません。

4. 単数・複数・冠詞をまとめて覚える

  • result:基本は数えられる名詞。the result of …、a good result、test results など。
  • effect:数えられる用法と数えられない用法がある。have an effect、have little effect、have no effect を形ごと覚える。
  • consequence:「帰結・結果」の意味では数えられる名詞。複数形 consequences がよく使われるが、一つの結果なら a consequence も自然。

an effect の an を落としたり、take effect に不要な an を入れたりしないようにしましょう。一般的な名詞の使い方と、決まった表現の形は分けて確認するのがコツです。

5. 「結果=result」と機械的に置き換えない

「努力の結果が出た」なら see results が自然でも、「新しい規則が効力を持ち始めた」なら take effect が自然です。「自分の行動の結果に向き合う」なら face the consequences がよく合います。

また、「result は短期、effect は中期、consequence は長期」のような時間順の分類はできません。違いの中心は、時間の長さではなく、何に注目して語るかです。

使い分けを再確認する比較表

伝えたいこと 自然な語・表現 選ぶ理由
試験・調査で得られた結果 exam results / survey results 得られた成績や情報を指す
仕事の成果が見えてきた see results 活動によって得られる成果に注目する
施策が売上に与える影響 an effect on sales 対象に生じる変化に注目する
働きかけても変化がない have no effect 影響が生じないことを表す
判断がどんな事態を招くか consider the consequences 判断に続いて生じる帰結を考える
自分の行動が招いた結果に向き合う face the consequences 結果を引き受けるという文脈に合う
原因から結果を説明する A results in B A が B をもたらす
結果から原因を説明する B results from A B が A に起因する
新しい制度の適用が始まる take effect / come into effect 効力が生じることを表す定番表現

ミニクイズ:自然な語や表現を選ぼう

空欄に入る語を考えてから、空欄をクリックまたはタップして答えと解説を確認してください。語形や前置詞にも注目しましょう。

Q1. The survey are available on our website.(result / effect / consequence を適切な形で)

訳:アンケートの結果は、当社のウェブサイトで確認できます。

解説:回答を集計して得られた情報なので results。後ろの are に合わせて複数形にします。effects なら、アンケートが何かに及ぼした影響という別の話になります。

Q2. The new layout had a positive on sales.(result / effect / consequence)

訳:新しいレイアウトは売上に良い影響を与えました。

解説:have a positive effect on … で「〜に良い影響を与える」。売上という対象に生じた変化に注目しています。

Q3. If we ignore the warning, we’ll have to face the .(result / effect / consequence を適切な形で)

訳:警告を無視すれば、その結果に向き合わなければなりません。

解説:face the consequences が定番表現です。ここでは、自分たちの判断が招く不都合な結果を引き受けるという響きがあります。

Q4. The software error resulted several canceled orders.(in / from)

訳:ソフトウェアのエラーによって、複数の注文がキャンセルされました。

解説:主語が原因なので result in。「エラー」という原因から、「注文のキャンセル」という結果につないでいます。

Q5. The canceled orders resulted a software error.(in / from)

訳:注文のキャンセルは、ソフトウェアのエラーが原因で起こりました。

解説:Q4と同じ因果関係ですが、今回は結果が主語です。result from を使い、後ろに原因を置きます。

Q6. The event was postponed as a result the storm.(前置詞を1語)

訳:嵐のため、イベントは延期されました。

解説:後ろに原因を表す名詞 the storm があるため、as a result of を使います。「その結果」と次の文につなぐ as a result と区別しましょう。

Q7. We’re measuring the effect of the new design customer satisfaction.(前置詞を1語)

訳:新しいデザインが顧客満足度に与える影響を測定しています。

解説:the effect of A on B の形です。A が影響の原因、B が影響を受ける対象になります。

Q8. The revised policy will take next month.(result / effect / consequence)

訳:改定された方針は来月から適用されます。

解説:take effect は「効力を持ち始める・適用され始める」という定番表現です。この表現では effect の前に an を付けません。

Q9. The delay won’t the launch date.(affect / effect)

訳:この遅れは発売日に影響しません。

解説:ここでは「〜に影響する」という動詞が必要なので affect。名詞 effect を使うなら、won’t have an effect on the launch date となります。

Q10. One positive of the move was a shorter commute.(「帰結」を表す consequence を適切な形で)

訳:引っ越しがもたらした良い結果の一つは、通勤時間が短くなったことでした。

解説:one があるので単数形 consequence。consequence は悪い結果に限らず、positive consequence のように良い結果にも使えます。result でも文は成立しますが、ここでは引っ越しに伴う帰結という捉え方を確認しています。

まとめ:「結果」のどの面を伝えたいかで選ぼう

日本語の「結果」を英語にするときは、まず「何が起きたかを報告したいのか」「対象への影響を説明したいのか」「行動や出来事が招くことを考えたいのか」を判断しましょう。

  • result = 何かによって生じた結果・得られたもの
  • effect = 何かが対象にもたらす変化・影響
  • consequence = 行動や出来事に続いて生じる帰結

調査で得られた数字なら results、その数字の背景にある施策の影響なら effects、その施策が今後もたらす事態を考えるなら consequences が自然です。同じ出来事でも、注目する面が変われば単語も変わります。

「良い結果か悪い結果か」だけでなく、「何を結果として語っているのか」まで考えると、3語を文脈に合わせて選べるようになります。

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